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睡眠時無呼吸症候群と心筋梗塞

いびきをかいた後に、呼吸が一時的に止まる睡眠障害を一般的に睡眠時無呼吸症候群と言いますが、これが実は心筋梗塞の危険要因を作っていることがあります。

 

1時間あたりに20回以上、無呼吸の状態がある人では、8年間無治療のまま放置した場合、4割は心筋梗塞や脳卒中などのトラブルによって死亡したという報告があります。

 

閉塞型の睡眠時無呼吸症候群では、1時間に5回以上かつ各10秒以上、睡眠中の呼吸が停止します。こういった場合には、高血圧の原因になったり心臓に大きな負担を与えることになってしまいます。

 

無呼吸になると、当然体内が酸素不足になりますが、この時体は、少ない酸素を全身に循環させるために心拍数や血圧を高めて血液を押し流そうとするので、血液や血管には強い負担がかかります。これを繰り返すことによって心臓や血管にはダメージが残るようになり、動脈硬化の原因となってしまいます。

 

動脈硬化から心筋梗塞が始まればもちろん、頻繁な上記のような心臓への負担は心臓の機能を低下させてしまいます。心臓の機能低下の先には「心不全」が待っていますから、非常に危険なことがわかります。実際に心不全の患者の10%以上が「閉塞型睡眠時無呼吸症候群」を合併していると言われています。

 

睡眠中の無呼吸は基本的に自覚できませんから、知らず知らず心臓に負担を与えているということも少なくありません。こういった睡眠時無呼吸症候群は飲酒や運動不足、不規則な生活習慣や就寝のリズムなど、生活習慣の問題が大きいので、生活習慣の改善から取り組みを始めていきましょう。